みなさんこんにちは。
オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。
こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。
<第49回ゲスト>流氷あいすらんど共和国大統領・森安春さん(2016年2月11日、2月18日放送)
―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。
皆さんは北欧にある国、アイスランドを知っていますか?
国の一部が北極圏にありオーロラも見られることで知られていますが、実は私の故郷オホーツクにもあいすらんど共和国があるんです!
一体どんなところなのでしょうか? 今日は流氷あいすらんど共和国の大統領、森安春さんとお電話が繋がっています。
イランカラプテ!(Cuka)
森:イランカラプテ!
―― 北欧の国と同じ名前の流氷あいすらんど共和国ですが、北海道のあいすらんど共和国の場所はどこにあるのでしょうか?
森:オホーツクの紋別市というところにあります。
流氷祭りというお祭りがあり、それに合わせて我々も2月1日からあいすらんど共和国を立ち上げて色々なイベントを行っています。
―― どのように開国されたのでしょうか?
森:きっかけは今から32年前、紋別市の観光の行政と仕事をしている若者たちが、冬場流氷に閉ざされてしまうオホーツク海でなんとか遊びごとを仕掛けようということでした。
当時北海道の方で100以上のミニ独立国が誕生していて、その中のひとつということで設立し今に至っています。
―― 32年前はたくさんの国があったんですね!
森:はい、ニセコポテト共和国や網走ノットリランドなどあちこちで様々な取り組みをしている国がありました。
―― そうなんですね、その中でもあいすらんど共和国は開国32周年ということで!
あいすらんど共和国ではどんなことを行っているのですか?
森:2月1日から本格的に開国になりまして、紋別の流氷祭りが2月の11日から行われているのですが、我々は13日に外で氷点下の丸かじりパーティーと言って、700人くらいが集まってバイキングをやります。
ステージでは流氷太鼓やモノマネ歌手の方を呼んで盛り上げていただき、最後は花火を打ち上げ、皆でしばれる夜を楽しもうというイベントを開催しています。
―― 冬の花火が見られるんですね!
あいすらんど共和国は毎年スローガンがあると聞きました。
森:毎年のように標語を決めています。
今年は「なせばなる、パワー復活あいすらんど共和国」ということで、ステージを作ったり氷のレストランを作ったりしています。
皆さん設立当時は30歳くらいだった人も今では60代くらいになっていますが、なんとかなるようになるだろうということでパワーを出し、我々も氷を積んでステージを作っております。
―― 氷のレストランではどんなものが食べられるのでしょうか?
森:オホーツクの海で取れるホッケや牡蠣、焼き鳥なども焼いて、皆さんレストランの中で飲んだり食べたりしながらわいわい語っています。
―― 迷路も作られていると聞きました!
森:はい、うちの副大統領が幅70メートル、奥行50メートル、高さが4メートルの迷路を作成しています。
迷路を使って何分で出て来られるかのタイムトライアルも行われます。
最終日の28日には宝探しゲームといって、迷路の中にカプセルを埋め、それを持って僕らのゲストハウスに戻って来た人に色々な景品が当たるという取り組みもやっています。
―― 楽しそうです! この巨大迷路は皆さんちゃんと出口に辿り着けるのでしょうか?
森:各迷路には我々がいる迎賓館の電話番号と、番号の付いた立札があり、「〇番のところでダウンです」と言うと上から指示をする担当の者が付いてくれますので脱出できます。
―― それぐらい本気で作っている迷路ということなんですね。
森:うちの副大統領は簡単に出て来られないのが楽しみだと言っていました。(笑)
子どもさんは毎日のように来て走り回って何時間も遊んでくれていますので、覚えてしまって5分~6分で出て来られるようになりますね。
―― すごい! 逆に私達大人の方がわからなくなってしまいそうですね。
森:30分~1時間はかかってしまうかと思います。
―― でも難しいとわくわくしますよね! 皆さんにもぜひチャレンジしていただきたいです。
あいすらんど共和国は本家のアイスランドからも正式に認められているそうですね?
森:はい、そうなんです。
当時は日本に大使館が無かったのですが、札幌にアイスランドの大使の方が講演に来られるという時に、我々の初代の大統領と何名かのスタッフで札幌へ行ったんです。
そして我々もイベント事としてあいすらんど共和国を立ち上げたいのですがいかがでしょうか、とお伺いをたてましたら、ぜひ使ってくださいと了承してくださったので使用させていただいています。
―― 森さん自身がアイスランドを訪問されたことはあるんですか?
森:設立してから3年目か4年目だったと思うのですが、地元紋別から22~23名でアイスランド本国へ行ってきました。
―― アイスランドはどんな国でしたか?
森:島国で人口は30万人ほど、首都はレイキャヴィークというところにありまして、我々が住むオホーツクと変わらないようなお魚が捕れる場所です。
イギリスの上にありかなり北の方なので寒いと思ったのですが、暖流が走っていまして火山帯が丁度国を二つに分けるように走っていて温泉大国なんですよね。
―― なんだかとても意外です! 寒いイメージがありました。
森:温泉は出るんですけど、氷点下マイナス5度くらいまではなりますね。
―― 露天風呂もあったりするのでしょうか。
森:テレビでも紹介されたりしていますが氷の湖で泳いだり、ブルーラグーンという場所で湖にお湯がでているところもあり、30度ちょっとほどの温度の場所もあります。
―― 綺麗な景色を見ながら温泉に入ることができるんですね。
森:あと捕鯨の国でもありますね。紋別でも鯨を捕っていたんです。
我々が小学校の頃、もう50年ほど前は鯨が盛んに捕れていて、給食でも鯨の肉を食べていたような時代でした。
―― 今とは捕れるものが少し違っていたんですね。
森:はい、でも鯨は今も捕られていまして、その繋がりで我々も向こうの鯨会社の社長さんのところで鯨のお刺身を食べさせていただきました。
―― 今年の開国時期はいつまでなのでしょうか?
森:2月1日から2月28日までです。
21日の日曜日は会場内にパークゴルフ場を作りまして雪中パークゴルフ大会があり、最終日の28日は巨大迷路を使った宝探しと閉会式が行われます。
氷のレストランで海産物を焼いて食べるのも楽しみだと言って、全道各地からお客さんが来てくださいます。
―― 最後に森さんが考える北海道、あいすらんど共和国らしい音とはどんなものでしょうか?
森:HOUND DOGのフォルテシモが僕らあいすらんど共和国の主題歌なんです。
そして冬の流氷が来た時に鳴るギィギィと氷と氷が軋む音ですね。
―― イベント盛りだくさんのあいすらんど共和国、ぜひ遊びに来てください!
森:お待ちしております!
―― 流氷あいすらんど共和国、迎賓館の住所は、紋別市海洋公園3。
赤い建物と氷でできた迷路が目印です! 紋別にお出かけの際はぜひ寄ってみてくださいね。
この時間は、流氷あいすらんど共和国大統領の森安春さんにお話を伺いました、ありがとうございました!
森:ありがとうございました。
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