北海道を学ぶ

北海道のナンバープレート

 突然ですが、北海道の自動車のナンバープレートの地域名、すべて言えますか?……札幌ナンバー、旭川ナンバー、函館ナンバー、釧路ナンバー、帯広ナンバー、
室蘭ナンバー、北見ナンバー
。以上の7つが北海道の車のナンバープレートの地域名
になります。(都道府県単位で見たときの地域名数は日本一)

 この地名というのは、「北海道運輸局」の7つの支局に対応します。道外では各都
府県名が運輸支局に対応しますが、都道府県で唯一北海道だけは「北海道運輸
支局」なるものがありません。

 かつては「札」「旭」「函」「釧」「帯」「室」「北」と頭文字だけでしたが(帯は旧字体=
帶)、昭和63年1月1日の全国一斉変更の際に、北海道の7つの地域名も正式表示
になりました。しかし実は、昭和26年以前は北海道ではひとつ、「北海道ナンバー」を
意味する「北ナンバー」なるものが存在していました。その「北」ナンバーは、支局ごとに
分割された後「北見」ナンバーの意味になりました。

それぞれのナンバーの管轄はどこまで?

 さて、よく気になるのは、各ナンバーはどこのエリアが管轄なのでしょうかということです。
「札幌」ナンバーは札幌市を含む石狩支庁全域、後志支庁全域、空知支庁の中南部
(滝川市以南の各市及び空知郡・夕張郡・樺戸郡の各町村)です。「旭川」ナンバー
は日本最北のエリアで、上川支庁全域、留萌支庁全域、宗谷支庁全域、空知支庁
の北部(深川市及び雨竜郡の各町)。「函館」ナンバーは渡島支庁全域、檜山支庁
全域。「釧路」ナンバーは釧路支庁全域、根室支庁全域。「帯広」ナンバーは十勝
支庁全域。「室蘭」ナンバーは胆振支庁全域、日高支庁全域。「北見」ナンバーは
網走支庁全域となっています。基本は支庁の区分けに従っていますが空知だけ違うという
ことになります。

 「札幌」ナンバーは管轄エリアの特性上、道内でもっとも登録台数が多く、北海道全体
の45%ほどを占めている状況です。これは全国でも上位5位にランクするほどの登録台
数だそうです。2位の「旭川」が13%ほどです。最も少ないのは「北見」の7%。地域差が
如実に表れています(北海道運輸局調べ)。
(※ちなみに「札幌」は分類番号三桁化の選考実施26区のひとつです)

 北海道内では、たいていどの都市にいても道内各地域名のナンバーを確認できます。
特に観光地にでもなると、道内各地のナンバーをつけた乗用車が入り乱れますし、札幌
ナンバーや室蘭ナンバーはトラックが多く、道内各地に移動します。

 行動圏で例をあげて
みると、札幌ナンバーである滝川市民・芦別市民は旭川市のほうが近いですから、旭川
ナンバー管轄区に遊びに行くということも多いわけです。ところで海で隔てられた向こう側、
道外のナンバーを見かけることはほとんどありませんね。

 よくナンバー別で、運転が荒い、運転が怖いナンバーといわれることがあります。北海道は道外にいけばみんなそういわれてしまうのでしょうが、道内では帯広ナンバー、釧路ナンバーあたり(道東)が特に荒い運転といわれてしまう傾向があるようです。

レンタカーは北海道では「れ」

 ここでもうひとつ、ナンバープレートに関する小ねたをひとつ。。。
ナンバープレートには「あ」からはじまるひらがなの分類が左端に表記されますが、レンタカー
は「わ」が指定されています。これが北海道では「れ」となっています。壱岐対馬も同様の
ようですが、大変珍しい現象となっています。

 ただし、札幌支局では分類番号三桁化
を実施し、地名の横の数字が三桁の数字で表記されるようになりましたが、それ以降
は全国の「わ」に訂正されているようです。ということなのでだんだん「れ」のレンタカー
を見られる機会がなくなってしまいそうです。

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