室蘭工業大学が世に送り出した、大変ユニークなジンギスカン鍋が好評です。北海道の形が特徴的です。2012年1月には少し大きめのCタイプが新発売されて全3種類になっており、人数や用途に合わせ選ぶことができるようになりました。(画像はジンギスカン鍋販売ポスターより)
ジンギスカン鍋と言えば、丸い形をしていて、中央が盛り上がった形をしたもの。ジンギスカンを楽しむことが多い北海道ならではの品物ですが、それが北海道の形をしていたら……?そんな面白いジンギスカン鍋が室蘭から発売されているのをご存知でしょうか。
肉を焼く部分は通常通り丸い形で、一般に流通するジンギスカン鍋とほぼ同じですが、全体の形が北海道の地形をそのまま表現。タイプにより異なりますが、宗谷岬、渡島半島、知床半島・根室半島が丸い円盤からはみ出すように配置されています。
このジンギスカン鍋を企画立案したのは、室蘭市の室蘭工業大学ものづくり基盤センターなど。ものづくり教室でジンギスカン鍋を鋳造体験していたもので、市民の声を反映して商品化、2011年2月より一般販売しています。
製造には伸和機型株式会社(栗山町)、岩見沢鋳物株式会社(岩見沢市)が協力。商品化にあたっては、肉や野菜を焦げにくくし、かつ冷めにくいように、炭素含有量の多い鋳鉄を使用。中央部には大学のロゴマーク、周囲にはタイプによっては「室蘭」「MURORAN」「室蘭工業大学」やURL等の文字が刻まれています。
AタイプからCサイズまであり、サイズと価格は以下の通り。一度に50人前の調理が可能な超特大鍋も注文できます。
・Aタイプ:3000円(道外3300円)
縦30cm×横32.5cm×高さ3cm、円直径19cm
※1~2人用、北海道の地形部分が大きく飛び出す形状
・Bタイプ:4000円(道外4300円)
縦25cm×横25cm×高さ3.5cm、円直径20cm
※1~2人用、北海道の地形は控えめ
・Cタイプ:5400円(道外5800円)
縦30cm×横30cm×高さ3.5cm、円直径24cm
※4~5人用、円の部分が一回り大きく大人数・家族向け
・超特大ジンギスカン鍋:27万円(特注)
1.2m×1.3m、約80kg
実際には、サッポロ・ビール園(札幌市)では以前から同様のものが使用されていたり、南部鉄を使った北海道型ジンギスカン鍋が販売されてはいます。しかし、鉄の街・室蘭をPRするべく地産地消にこだわって一般販売されているものとしては、室蘭工業大学のものがオススメ。新・北海道土産にも良いのでは?注文は、オンライン販売ページまたは室蘭工業大学生協パレット(室蘭市水元町36-8)まで。