ワインの町として知られる十勝・池田町。十勝平野を眺めるような小高い丘にあるのが「十勝まきばの家」。ゆっくり、ほっこり、現代(いま)を休む……をコンセプトに、牧歌的な風景の中に身を置いて楽しむ自由度の高い滞在スタイルが人気です。
今回はそんな「十勝まきばの家」の楽しみ方をご紹介しましょう。
雄大な風景の中で行われる日本トップレベルのドッグショー
「十勝まきばの家」に隣接するのは、日本一の飼育頭数をほこる羊の牧場「ボーヤファーム」。十勝平野を望む牧草地が広がる「風とひつじの丘」。ここでは500頭を超える羊たちがのんびりと草をはんでいます。ここで観られるのは羊だけではありません。実は、日本でもトップレベルのシープドッグショーを楽しめるのです。
「ボーヤファーム」の牧場主であり、牧羊犬のブリーダーでもある安西浩さんが見せてくれるシープドッグショーは、ホイッスルひとつで牧羊犬たちを操り、羊の群を見事に牧柵に追い込みます。安西さんと牧羊犬たちの息の合った動きに目が離せません。ユーモラスな羊たちにも心癒されるでしょう。
大きな三角屋根「本館」のテラスで豪快にランチを食す
「十勝まきばの家」のシンボル、大きな三角屋根の建物では、夏の間さまざまな美味しさを味わえるレストランとしてオープン。北海道産の素材をふんだんに使ったバーベキューほか、カレーやシチューなど気軽なメニューもたくさん。
▼バーベキューは格別!
その中で、ぜひぜひ味わっていただきたいのが「ジンギスカンバーガー」(500円)。ちょっとボリュームアップした「プレミアムジンギスカンバーガー」は700円、さらに骨付きラム肉を使った「シーニックプレミアムジンギスカンバーガー」(900円)と食べ応えも十分。
▼ジンギスカンバーガー
赤ワインを加えて煮込んだ特製のソースにじっくりつけ込んた柔らかいラムジンギスカンは、ふっくらバンズとの相性も抜群、しかも野菜もたっぷり。他にも、季節に合わせて十勝の食材を使った限定メニューも登場。ぜひ味わってみて。
営業時間 11:00~15:00(7月・8月は16:00まで)
定休日:火曜
まきばの夕暮れ、まきばの朝……美味しい空気と食事が心を満たす
十勝のいいところがぎゅっと詰まった場所だから、滞在がおすすめ。宿泊も、ウッドハウスと通年営業のコテージがあります。
▼コテージ
特にコテージは、一度利用すると必ずリピーターになってしまうと言っていいほど。コテージに設けられた飲食スペース「ガゼボ」から眺める夕暮れ、灯ってゆく灯りと夜景に、心がふと緩んでいくのを感じられるでしょう。読書? 空想? おしゃべり? 好きな時間を過ごせる贅沢があります。やがて満天の星がすべてを包み込むように広がります。
こころを満たすのは、食事でもあります。夕食のおすすめは「まきばマルシェ」。宿泊する人が、自分のペースで、自由なスタイルで、食べたいものを食べたい分だけ、そんなわがままを実現してくれます。肉・海鮮料理、ご飯物、おつまみ、デザート類など実に多彩なメニューを単品で販売(200円~)。どれにしようか迷うのも楽しい時間でしょう。
▼写真は「シェフおまかせプラン」の夕食。「まきばマルシェ」といずれか選んでいただけます
そして宿泊者限定の「十勝七色ごはん」も登場。体に必要な七つの栄養素をしっかり摂ることができる、シェフ渾身、最強の朝食メニューです(洋食・和食のセレクトが可)。いずれも北海道・十勝産の野菜や乳製品を中心に、レストラン特製のパンやジャムもお目見えしており、食の宝庫・十勝を存分に味わえます。
▼十勝七色ごはん
ちびっこ「まきばの七つ道具」や、ドッグランなど心に残る演出も
緑のまきばでは、朝には鳥がさえずり、さまざまな昆虫にも出会えます。それもちょっとした冒険。コテージに宿泊するこどもたちには、虫とりアミ、カゴ、双眼鏡やレジャーシート等、それらを入れるリュックまで貸し出してくれます。近くの散策はリュックを背負って出かけましょう。
▼ドッグラン
また、ドッグランも開放。宿泊施設もワンちゃんと一緒に入れるので、安心です。家族と、友人と、大切なワンちゃんと一緒に、まきばを満喫。忘れられない思い出が作れそうです。