釧路市観光大使シンガーソングライター真氣さんに聞くタンチョウの魅力とは

釧路市観光大使でシンガーソングライター真氣(Maki)さんは、タンチョウの出会いがきっかけでタンチョウに魅了された一人です。たびたび釧路を訪れてタンチョウを見続けてきた真氣さんにタンチョウの魅力をお聞きしました。

真氣(Maki)さんのプロフィール

栃木県出身のシンガーソングライター。10月2日生まれ、A型。趣味は旅行、料理、バイク。2005年の道東の旅でタンチョウに出会ったことがきっかけで1stマキシシングル「サルルンカムイ~湿原の神~」を2005年にリリース。2006年にFMくしろでラジオパーソナリティを経験。2011年にメジャーデビューしVAPレコードから「サルルンカムイ~湿原の神~」をリリースした。2012年に台湾に対する北海道観光PRキャラクターに起用され台湾にも渡った。

2005年春の野付半島―。知人たちと旅行がてら訪れたその地で、偶然一羽のタンチョウを至近距離に見ることができた。それがシンガーソングライター真氣さんとタンチョウとの初めての”出逢い”だった。タンチョウは彼女との間に一定の距離を保っていて、そこにはもの凄く神聖な空気を感じたという。『タンチョウに吸い込まれていくというか、私の全てを見透かされているような感じで、とにかく、一瞬にして心をもっていかれてしまいました』。当時を振り返り、真氣さんはそう語る。

タンチョウに出会うまでは全くと言っていいほどタンチョウについて知らなかったそうで、自分の中では比較的大きくて、縁起が良くて、高貴な感じで、というイメージしかなかった。しかし、このタンチョウとの衝撃的ともいえる出逢いは彼女を大きく変えることとなった。

すっかりタンチョウの虜になった真氣さんは、その後、毎月のようにタンチョウに逢いに道東に通った。1カ月に二度訪れる月もあったほどだ。道東を訪れた時は必ずタンチョウを探しに出かけているが、簡単に出会えない子育て期にも必ず会うことができているというから不思議なものである。『会いたいという気持ちがタンチョウに伝わっているのかなぁというか、大袈裟かもしれないですけど、何か運命を感じてしまいます』。

サルルンカムイ~湿原の神~をリリース

真氣さんは、初めてタンチョウに出会った2005年に、タンチョウの歌を作ろうと決心。『私自身がそれまでは特別興味を持っていたわけでもないタンチョウにこれほど魅了されたので、その美しさや素晴らしさを、歌という形にして伝えたいと思いました』と話す。歌詞には、実際にタンチョウに関わっている人や地元の人に話を聞いた話も含められた。その中で、絶滅の危機にあったタンチョウを今日まで守ってきた過程には相当な苦労もあったことを知り、大前提として嘘のない、決して架空ではない歌詞を考えたという。また、自分の頭の中で鳴っている楽器や全体的なイメージを伝え曲をアレンジ。こうして北海道の大自然のスケールの大きさをも表現した「サルルンカムイ~湿原の神~」という、タンチョウの名曲が2011年に完成したのである。

真氣さんが語るタンチョウの魅力

タンチョウを愛し、”タンチョウを歌う”真氣さんにとって、タンチョウの魅力とは何なのだろうか。彼女に聞いてみると、『ただただ佇む姿が凛としていて、どこか古き良き時代の日本女性を感じさせる美しさです。実に日本的な鳥だと思っています。そして明るいイメージ、”夢”を持っているところでしょうか。あれだけ大きな翼を広げて大空を羽ばたく姿は感動そのものです』と答えてくれた。その雄大さ、美しさはタンチョウの魅力そのものである。

一方で、タンチョウについて学んでいく中で、給餌活動をしてきた人たちから聞いた話に感銘を受けたこともあったそうだ。それは「ものすごく一途」なところだ。『一度ツガイ形成をしたタンチョウの一羽が交通事故か何かで亡くなってしまった時、その亡骸がなくなるまでずっと近くから離れなかったそうです。そういった現場を実際目撃したことはないですが、タンチョウに遭遇する時、ツガイで目にする事は多いですから、そんな光景を見ても、仲が良いというか、夫婦なんだなぁと思います』。どこか私たち人間に似ていて、見習うべき点ではないだろうか。タンチョウの魅力は一言では語ることはできない。

タンチョウに出逢ったその時からタンチョウを真剣に学び、タンチョウと向き合ってきた真氣さんは、タンチョウの魅力をこれからも様々な形で伝えていきたいと考えている。『これからも皆さんと一緒に、タンチョウを大切に守り続けていけたらと思います。そして私自身も、歌を通して一人でも多くの方にその素晴らしさを発信していきたいと思いますし、「サルルンカムイ~湿原の神~」にはそういった思いもたくさん詰まっていますので、是非お聴きいただきたいと思います』。

釧路とタンチョウを愛するシンガー真氣さん 釧路市観光大使に就任

(2017年9月16日追記)

釧路のタンチョウを愛し釧路を中心とした道東に根差した活動を続けているシンガーソングライター・真氣さん。2017年8月に釧路市観光大使に就任し、新曲『Amazing misty world~ヌサマイ~』を初披露しました。

タンチョウ好きから生まれた縁

真氣さんはタンチョウ好きが高じて2005年『サルルンカムイ~湿原の神~』(amazonリンク)を、2016年に『カムイモシリ~まりもの祈り~』を発表するなど、釧路の自然を歌った曲をリリースしてきました。

2015年に釧路観光コンベンション協会の釧路観光タンチョウ大使に就任。台湾との縁も深くなり、台湾に対する北海道観光・道東観光プロモーションに参加するなど、北海道の観光PRに力を尽くしてきました。

台湾では、タンチョウの曲が縁で北海道のアーティストまた文化人として親しまれている真氣さん。台湾のドラマに出演したり、エバー航空機内誌『北海道再発見』のイメージモデルに選ばれたり、日台親善コンサートを開催したりするなど、日本(北海道)と台湾の懸け橋として活動の幅を広げています。

釧路市観光大使に就任し新曲も披露

8月29に釧路市幣舞橋のたもとのEGGで開かれた観光大使就任式典には、釧路市長、釧路観光コンベンション協会会長、市議会議員、地元のファンが訪れ、真氣さんは新曲『Amazing misty world~ヌサマイ~』(amazonリンク)を初披露しました。

8月30日に発売された新曲『Amazing misty world~ヌサマイ~』は霧に包みこまれた幻想的な世界をイメージし、好きな人を想うラブソング。霧のマジックで普段言えないことも素直に言えるという内容の歌で、中国語バージョンもCDには収録しています。

聴いていて飽きの来ない曲と評判で、地元FMくしろのパワープレイに選ばれました。ヘッドフォンだとよく聴こえるという真氣さんの吐息にも注目です。

日本語バージョン

中国語バージョン

同じCDに収録している『no rain no rainbow』は雨が降ったら虹が出るというハワイのことわざに基づく一曲。聴いている人の元気が湧いてくるようなアップテンポな曲調で、サビをみなで歌ってほしいと真氣さんは話します。

真氣さんは、「何度も訪れて身を置いている、愛する北海道そして釧路。このたび、釧路市観光大使に任命していただきました。観光大使としてさらに北海道・道東の観光PRに力を入れていきたいと思っています。そして新曲『ヌサマイ』を聴いて霧のマジックにかかってほしいです」と話しています。

(撮影:工藤彦夫)