(C)2012「僕等がいた」製作委員会/(C)2002 小畑友紀/小学館
1200万部を突破した、運命をも変える最愛を描いた大人気純愛コミックス「僕等がいた」が待望の映画化となる。生田斗真・吉高由里子共演の同名映画は、2012年3月17日に前篇公開、4月21日に後篇が公開される。物語は北海道と東京を舞台に描かれ、映画のロケも釧路管内で行われた。釧路総合振興局はロケ地マップも制作し盛り上がりを見せている。
北海道と東京が舞台の大人気マンガが映画化される。累計1200万部を突破した、釧路市在住・小畑友紀による大人気コミック「僕等がいた」(2002-2012、小学館月刊「ベツコミ」連載)だ。第50回小学館漫画賞受賞作品を受賞した作品である。2006年にテレビアニメ化されたこともあるが、このたびはファン待望の実写映画化となる。
「僕等がいた」ストーリー
原作「僕等がいた」
「僕等がいた」は、高校生から大学生、社会人への青春の過渡期、北海道―東京を舞台に、不条理な運命にさらされながらも、純粋で繊細なふたりが織りなす純愛。決して揺らぐことなく、愛する相手の幸せだけを想い続ける最上の愛<最愛>を描く壮大なラブストーリーである。
物語は北海道・釧路から始まる。高校2年生になった高橋七美(たかはしななみ)は、クラスの2/3の女子が好きになるという矢野元晴(やのもとはる)と同じクラスになる。はじめは良い印象ではなかったが、矢野が時折見せるに優しさに徐々に惹かれていく。しかし矢野は年上の元恋人との死別という過去を引きずっていた。何度も何度も過去の幻影と葛藤した末、矢野の過去をも含め受け入れる覚悟をした七美と、そんな七美を愛おしく思う矢野。しかしふたりの前には抱えきれないほどの悲しい運命が待ち受けているのであった―。
(C)2012「僕等がいた」製作委員会/(C)2002 小畑友紀/小学館
映画は、生田斗真・吉高由里子共演
映画メイキング
(C)2012「僕等がいた」製作委員会/(C)2002 小畑友紀/小学館
映画「僕等がいた」では今注目の若手俳優が演じる。矢野元晴役には、人気・実力ともにこれからの日本映画界・演劇界を担う注目の俳優、生田斗真。高橋七美役には、圧倒的な個性を放つ若き演技派女優、吉高由里子。さらに高岡蒼佑、本仮屋ユイカ、比嘉愛未といった若手実力派俳優たちが、ふたりの”せつない”恋愛模様に重要な役割を担う同級生役として出演し作品に彩りを加えている。
恋愛映画としては異例の前後篇二部作として連続公開である。前篇では、釧路を舞台にふたりの出会いと初恋を描き、後篇では、東京を舞台に大人になった二人のその後を描く。2012年3月17日に前篇、4月21日に後篇がロードショーされる。
公開:前篇2012年3月17日、後篇2012年4月21日
原作:小畑友紀「僕等がいた」第50回小学館漫画賞受賞作品(小学館月刊「ベツコミ」連載)
監督:三木孝浩
脚本:吉田智子
出演:生田斗真、吉高由里子、高岡蒼佑、本仮屋ユイカ、小松彩夏、柄本佑、比嘉愛未、須藤理彩、麻生祐未、ほか
(C)2012 「僕等がいた」製作委員会
(C)2002 小畑友紀/小学館
公式サイト:http://bokura-movie.com
(C)2012「僕等がいた」製作委員会/(C)2002 小畑友紀/小学館
釧路の日常風景も登場、ロケMAP公開
「僕等がいた」は、北海道ロケ映画の一つとして数えられることになる。白糠町、厚岸町でも撮影されているが、中でも釧路市は原作の舞台でもあり、映画の主要ロケ地ともなった。地元住民もエキストラとして多数参加している。
主人公が通学する高校のモデルとなったとされるのは釧路湖陵高等学校だが、実際の撮影では、2011年3月末に閉校した旧厚岸潮見高等学校(厚岸町)が使用されている。ふたりの別れの場所であるJR釧路駅を始め、たんちょう釧路空港、北海道立釧路芸術館、スパカツで有名なレストラン泉屋本店、幣舞橋付近、釧路市内の風景も映し出される。白糠町・恋問海岸も映画中のシーンの一つだ。
「僕等がいた」公式ガイドブック―Love to Infinity― (フラワーコミックス〔スペシャル〕)
釧路総合振興局は、映画「僕等がいた」公開を契機に、近年の釧路ロケ情報をまとめた「くしロケMAP2012」(A4両面)を印刷発行した。見学に注意が必要な場所もあるが、マップ片手に映画のロケ地巡りをしてみるのも楽しいのではないだろうか。