【北見市】2015年2月6日、北見芸術文化ホールの駐車場を会場に行われた「北見厳寒の焼き肉まつり」。限定1500枚の前売りチケットが完売する人気イベントに潜入してきました!
この日はほとんど風や雪がなく、気温はマイナス4度と絶好の焼き肉日和(!?)。会場には焼き肉を愛する北見人はもちろんのこと、札幌など道内各地、そして本州からの参戦組が続々と集結し、開始と同時に焼き肉の煙が立ち上りました。
今年で16回目というこのイベントは、人気と知名度が年々アップしているようで報道関係者も多く、中継や取材も大賑わい。太鼓、歌、抽選会など行われるステージも進行し、イベントを盛り上げていました。
参加者『焼いた肉も冷たくなるけど、それがまた面白い』
「夏は毎週でも焼き肉している!冬も回数は減るけど焼き肉はやるし、いつでも楽しい!おいしい!」という地元の方たち。北見の人にとって焼き肉は家族団らん、仲間とのコミュニケーションの象徴のようなもので、ライフスタイルの一部。決して季節限定ではないのですね。
こちらは参加2回目という女性2人組の持ち込みグッズ。このイベントを楽しむためのコツを伺ったところ、「携帯用カイロなどをインナーに忍ばせてしっかり着こむのは当然ですが、下半身を冷やさないための座布団やひざ掛けなどを用意して防寒対策をさらに極めること。そして、100円ショップなどで売られている折り畳み式ラックが便利です!」とのこと。
なるほど、スペースが足りなくてお肉やお皿、飲み物を足下に置いたら、即冷凍ですからね。「飲み物もタレも、時には焼いた肉も冷たくなるけど、このどっちつかずな感じが面白い。冬だけのお楽しみだから」と笑顔のおふたりでした。
至れり尽くせり!「おもてなしの心」感じられるイベント
会場には、防寒グッズを販売するコーナーも。思いのほか寒かった場合に、現地調達できるのはありがたいですね。ちなみに飲食すると心配になるトイレは、会場すぐ隣の北見芸術文化ホール内を利用できるので、ご安心を。いざとなったら暖房完備のホール内で暖をとることもできますよ。
開始後1時間も過ぎると、全体的に白くかすんで見えるほど煙に包まれる場内。「みんなで食べれば、寒くない!」という連帯感も生まれていそうな盛り上がりです。ただし、香ばしい肉の香りにいぶされて人間燻製状態になりますので、おしゃれ着は危険です。焼き肉に全身全霊を傾けるご覚悟を(笑)。
入場券と引き換えのお肉(豚肩ロース、サガリ、ホルモン各100g)と地場産玉ねぎを堪能してヒートアップした食欲は、追加購入で満たすことができます。ほかにも協賛企業・団体からの提供品(豚汁やキウイ、焼き肉のたれなど)があり、至れり尽くせり。
また入場券を使った抽選会の景品には航空券やお肉の詰め合わせなどがあり、本当に豪華!入場料には焼酎とソフトドリンクの飲み放題も含まれているので、これで1500円は破格値ですね。
今回筆者は初めて会場に足を運びましたが、運営スタッフの方たちからも端々に『おもてなしの心』を感じた本イベント。「厳寒」「焼き肉」だけではない北見の魅力、北見の人の温かさに気付かされる人も多いことでしょう。来年は皆さんも、厳寒の北見で焼き肉にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?