【函館市】函館市花園町の産業道路(道道100号函館上磯線)を車で走っていると目に飛び込んでくる、ピンクの車体のバスと『函館バスラーメン花道』の文字。2014年10月下旬にオープンして2か月半のユニークなラーメン屋さんを訪ねてきました。
観光バスを改造したラーメン屋さん
産業道路沿いに2014年秋、突如登場した「バスラーメン 花道」。何度か通りかかりながらもなかなか寄る機会がなかったのですが、お昼時には窓際の席にたくさんのお客さんの姿が見えます。中はどんな風になっているのだろう? どんな方が営んでいるのだろう? 通りかかるたびに興味がムクムクと育ち、オープン2ヵ月半後の2015年お正月明けに、初訪問!
▼店長の関野紘史さん(中央)とスタッフの皆さん
店長の関野紘史さんは檜山地方出身。函館市内でラーメン作りの修業を重ねてきたそうです。新規オープンに当たっては、「とにかくインパクトを重視しました」。大きなバスを店舗にしたラーメン店が北海道にはなかったそうで、観光バスを改造した店舗にすることに。「花道」という店名には、「ラーメン界で花道を進む」という思いが込められているそうです。お客さんからは「バスは動くのですか?」との質問が出ることもあるそうですが、移動バスラーメン店ではなく、固定の店舗です。
思ったより広く感じる店内、小上りは家族連れにも人気
入り口を入って階段を上ると、意外に広く感じる店内。カウンター9席、4人がけのテーブル席3つに、家族連れに人気の小上りスペースも。奥に厨房が備わっています。外見はバスですが、中は普通の小さなラーメン屋さんという落ち着いた雰囲気です。運転席や、小上りのバス座席が残されているところは、子どもの心もくすぐりそうです。
豚、鶏ベースのコクのあるスープ、サイドメニューも充実
今回は、店長おすすめの「花道流味噌ラーメン」(860円)をいただきました。豚、鶏ベースに特製ブレンド味噌のスープは、にんにくの香りも豊かで食欲をそそられます。スープがしっかり絡んだコシのある麺。ずっしりとした厚みの炙りチャーシューは、注文を受けてから炙るそう。香ばしい風味と箸で切れる柔らかさが魅力です。
ラーメンは、味噌、塩、醤油、辛味噌のほか、特製海老ラーメンも。サイドメニューの「がっつりどんぶり」は「チャーマヨ丼」「肉味噌丼」「炙丼」の3種類で、350円~480円と手ごろ価格の上、ミニサイズも。ランチタイムは、ラーメンには小ライス1杯無料サービスもあります。
しっかりおなかを満たしたい時、小腹が空いた時、家族連れで大人と子どもの食べる量に差がある時など、色々なニーズに応えてくれるところが、幅広い年代層に人気を集め始めているようです。
クールな雰囲気と思いきや、お話してみると気さくな関野店長と、スタッフさんたちは、カメラを向けるとビシッとキメてくれました。函館の新しい話題のスポット、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
▼函館バスラーメン 花道
北海道函館市花園町16-20 [地図]
0138-84-5002
11:00~21:00(ランチタイム11:00~15:00)
木曜定休
駐車場20台
禁煙