【小樽市】クリスマスプレゼントのお願いを書き、サンタクロース宛てに手紙を出す子ども、お知らせしなくても不思議と欲しいものが届く子ども……世界中の子どもたちがクリスマスを楽しみにしている。その、サンタクロースが子どもへのプレゼントを求めて買いにくるおもちゃ屋さんが小樽にあるという。
あたたかみとぬくもり感じる『キンダーリープ』
『Hands on Toy’s キンダーリープ』は、サンタクロースでなくとも、入ってみたくなる外観。
古い石造りの倉庫、格子状の窓から溢れるあたたかい灯り。
重そうな鉄の扉の観音開きは店内への期待をいざなう。
そして一歩足を踏み入れると、そこは一気にクリスマスワールド。
木製やクリスタルのオーナメントが飾られたツリーや色々なサンタさんがお出迎えする。
ドラゴンにもサンタ帽!トナカイがお休みの日はドラゴンもサンタクロースのお手伝いをしているのだろうか。
店内にはヨーロッパのものを中心とした『非電源』のおもちゃが所狭しと並ぶ。
非電源とは、その名の通り電源を使用しないおもちゃということ。
店名の『Hands on Toy’s キンダーリープ』は「おもちゃを手にとって遊びながら選んで欲しい」との願いを込めたもので、店にあるおもちゃたちは、木のぬくもりやあたたかみを肌で感じられるものばかり。
2階には楽しい有料のプレイルームがあり、普段はかわいい住人(お子さま利用者)たちが独自の街づくりと生活を展開している。時には戦争?! 時には家族?! 時にはオリンピック?! 木の街でのあそびは、独創力が広がる。
プレイルーム横には「カフェレーゲンボーゲン」がある。
小樽で焙煎したドミニカ・メロ農園の良質なコーヒー、ハーブティー、お子さまドリンク、焼き菓子を子どもの遊ぶ姿を見ながら賞味できるカフェ。
12月のケーキセットはアップルタルトだ。
コーヒーだけでなく、好きなドリンクを選べる。
その日の月の周期に合わせた月のハーブティーも人気。
カフェレーゲンボーゲンの店主ミカンさんは、キンダーリープで扱うボードゲームに精通しているため、カフェが忙しくない時には、カウンターを挟み対戦していることもしばしば。
また、本好きが高じて市内の古本屋さんのミニコーナーも併設している。
本をめくりながら吹き抜けのクリスマスワールドを眺めるのは、この季節の特典。
店員が好きなクリスマスグッズは?
お店の方の好きなクリスマスグッズを聞いてみると……、
店員ノブコさんは、「ウインドミル」。
ドイツ・ザイフェン地方の伝統的なクリスマスの飾り。
オブジェの真ん中にキャンドルスタンドがあり、そこに火を灯すと炎のゆらぎで風車が回り、オブジェが回転するもの。
お部屋を暗くすると、キャンドルの灯りに映しだされるそのシルエットはとても幻想的だそう。
クリスマスだけでなく、誕生日の夜の素敵な演出にもオススメとのこと。
店員ハタさんは「トーテムサンタ&ツリー」。
スウェーデン製で大きさも色々、木のぬくもりや見た目も癒し系のサンタクロース。
どこにでも置け、大きさを組み合わせて楽しめる大人の『積み木』のようなオブジェ。
雪がちらつく窓辺に置きたい。
そして……冬のキンダーリープの楽しみのひとつ『暖炉』。
入口の横で入る人、帰る人を暖かさで包んでくれている。
『Hands on Toy’s キンダーリープ』はおもちゃ屋さんとはいえ、そこには親子連れだけでなく、カップルや、1人で訪れる人も多い。
小樽観光の目抜き通り「堺町通り」の南小樽駅側にあることから、日本人、外国人の観光客も訪れる。
週末には、ゲーム大会やプレイルームでのイベント、手しごとカフェなど、イベントも盛りだくさん。
この季節、お気に入りのクリスマスオブジェや贈り物を探したくなる、大人も子どもも見るもの手に取るものすべて欲しくなってしまうおもちゃの国『キンダーリープ』。
サンタクロースも自分へのギフトもお求めかも?!
▼Hands on Toy’s キンダーリープ
〒047-0015 北海道小樽市住吉町4番4号 [地図]
TEL/FAX:0134-24-1031
営業時間・休み:10時~18時、火曜定休(祝日の場合は翌平日、1月~4月は火・水定休)
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