【小樽市】北海道で雲海といえばトマムの雲海テラスが有名だが、札幌からもほど近い小樽市でも雲海がたびたび見られている。
晩秋を迎える11月初旬、小樽で久しぶりに雲海が発生した。
高度のある山頂が狙い目
小樽は高台から街や港を眺めることができるポイントが多くあり、雲海を見るには高度のある山頂が狙い目。
中でもスキー場、夜景で有名な天狗山山頂(小樽市最上)と、小樽市内から赤井川に抜ける国道393号線が通る毛無山の展望台(小樽市天神)は雲海を一望できるビューポイント。
▼天狗山
▼毛無山
雲海はいつ発生するのか?
残念ながら、トマムのように高確率で早朝に遭遇できるというわけではない。小樽の場合、発生する季節、時間もバラバラだ。
でも、これまでに天狗山の一本桜越しのご栄光雲海や、天女の羽衣のように小樽の夜景を覆う雲海、夕焼けに照らされ赤く染まる雲海などが、多くのカメラマンや旅行者によって撮影され、その幻想的な美しさ、圧巻の景色は人々を魅了してきた。
天狗山山頂へ行く市道は冬期通行止め、毛無山展望台は積雪時に入ることができないが、山頂行きロープウエイは冬期のスキー場営業に合わせ11月29日からの運行開始となる(スキー場のオープンは未定・夏期営業は今シーズンは11月3日で終了)。
冬は空気が澄み、夏とはまた違った雪の夜景が楽しめる。
天狗山の山頂にある展望レストラン「てんぐ」はミシュラングリーンガイドジャポンの1つ星も獲得しており、言わずと知れた絶景を臨める知る人ぞ知るレストラン。窓際の25mのバーカウンターから眺める外には四季折々の小樽の街が広がる。運が良ければ雲海も?! 小樽を通る時には、雲の様子のチェックを忘れずに。