【函館市】いかの街、函館に新名物「函館いかそば」が誕生?! そんな噂を聞きつけたら、じっとしてはいられません。2014年9月6日~7日開催の道南最大規模の食のイベント「はこだてグルメサーカス」で初登場すると知り、初日に早速味わってきました。
※写真上:はこだてグルメサーカスにてデビュー
オリジナルしょうゆ味にイカ珍味入りの個性派焼きそば
イベントに先立って、いかそばを開発した飲食店『函館 いか家』の店主、久末誠さんにお話を伺いました。イベントのメニューとして醤油焼きそばを作ろうと考えたのがきっかけですが、醤油焼きそばは旭川のご当地グルメとしても存在するため、函館らしい個性を出したかったそうです。
そこで、函館といえば、いか。そして生のいかを一緒に炒めるのは一般的ですが、いかの乾燥珍味と一緒に炒めるオリジナルメニューを発案。さらに、いかの刺身を大根おろしや生姜と共に食べる函館流を取り入れ、トッピングとしてたっぷり載せました。味付けに使うオリジナル醤油は、ザラメ、みりんと一緒にじっくり煮詰めた手作りのこだわり品です。
具の甘みをピリッとした大根おろしとしょうが引き締める
そして、いざ、グルメサーカス会場へ。焼きそばを作っている作業というのは、見ていると本当に食欲をそそられます。炒めたキャベツとモヤシに、たっぷりのいかの乾燥珍味の細切りといかげそを振り入れ、焼きそば麺をほぐしながら加えます。ジュワッと注ぎ入れられるオリジナル醤油から、香ばしい香りが漂います。
▼食欲をそそられるポスター
▼調理実演の様子
▼こちらが「函館いかそば」。甘めの味付けとイカ珍味の甘みに、大根おろしとしょうががピリリ
価格は気軽さが嬉しいワンコイン500円(税込)。トッピングの大根おろしと生姜は、麺や具と混ぜながらいただきます。甘めの味付けの麺と噛むほどに甘みが広がるいかの珍味の味わいを、大根おろしと生姜がピリッと引き締めます。いかの珍味は、麺や具の中でも味と歯応えの存在感をはっきりと放っており、焼きそばなのによく噛んで味わっている、さらに旨みが口に広がるという好循環が生まれます。今回は車で出かけたので、ビールとセットにできなかったのが残念!
今後、『函館 いか家』のメニューとしても登場
「はこだてグルメサーカスは、いかそばのデビュー戦」と話していた久末さん。初日分から完売し、2日目もたくさんの人たちの心をつかむであろう「函館いかそば」は、今後、『函館 いか家』のメニューとしても加わる予定。イベント時よりも麺や具を増量し、650円(税込)で登場するとのことです。
函館駅前の屋台村『ひかりの屋台 大門横丁』内にあるいか家は、まっ黒な元祖イカスミ餃子でも知られるお店。がごめ昆布餃子や男爵餃子など、オリジナルの餃子も味わうことができます。いか珍味入りのいかそばやイカスミ餃子といった個性的ないか料理は、観光やビジネスで函館を訪れた人にも、いかの街の醸し出す雰囲気や色々ないかの味わい方を楽しませてくれそうですね。
▼『はこだて いか家』
北海道函館市松風町7
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