名物はペンギンの行進!隠れ名物は味噌おでん?室蘭水族館の楽しみ方

1953年に開館した北海道最古の水族館、「市立室蘭水族館」では、すぐ間近でヨチヨチ歩くフンボルトペンギンペンギンの行進を観ることができます。 その愛らしい姿は、訪れた見物客の目を楽しませてくれる存在です。今回は室蘭水族館の名物ともいえるフンボルトペンギンたちの行進と、近海で生息する魚たちの観賞、そして隠れ名物の「味噌おでん」と「つぶ焼き」をご紹介します。

普段はプールで自由気ままにすごしているペンギンたち

ショーが始まるまでは住処であるプールで自由気ままに泳いでいるフンボルトペンギンたち。 しかし、ひとたびショーが始まると見物客を楽しませるエンターテイナーとして、ペンギンたちは決められたコースを行進してくれます。 行進しているペンギンに触れることは禁止されていますが、すぐ目と鼻の先をヨチヨチ歩くペンギンたちの愛らしい姿に、訪れた見物客たちの表情にも思わず笑みがこぼれていました。

このフンボルトペンギンは体長が約65㎝・体重約4㎏で、フンボルト海流が流れ込む南アメリカの沿岸地域に生息しており、暑さに耐久性があるため、日本で一番多く飼育されています。

隠れ名物?つぶやき池田商店の「味噌おでん」と「つぶ焼き」が旨い!

「水族館の味噌おでんって、美味しいよね」
「うん、美味しいよね!」

こんな会話が成立するくらい、地元では有名な室蘭水族館の「味噌おでん」。 そして磯の香りたっぷりの「つぶ焼き」も、訪れた人たちを「旨い!」とうならせる一品です。

これらの名物を提供しているのが、園内で65年以上も営業を続けている「つぶやき 池田商店」さん。 さっそくわたしも「味噌おでん」と「つぶ焼き」をいただくことに。


こちらがその「味噌おでん」。こんにゃくとさつま揚げに、たっぷりとつけられた「特製みそダレ」が食欲をそそります。


こちらはえりも産の真つぶを使った「つぶ焼き」。秘伝のしょう油ダレでじっくりと炭火焼き。 秘伝ダレがたっぷりと染み込んでいるこの「つぶ焼き」は、とても柔らかくて食べやすい。そして旨い! ついついビールが欲しくなっちゃいます。

体験してみて!ドクターフィッシュ「ガラ・ルファ」のセラピー

館内に入ると最初に目についたのが、この「ガラ・ルファ」のセラピーコーナー。 このドクターフィッシュこと「ガラ・ルファ」は西アジア原産のコイの仲間で、トルコの温泉で皮膚病の治療に使われたことから話題になり、ドクターフィッシュの名で注目を集めたようです。

「さて、どんなものか」と気になりだすと、ついつい試してみたくなるのが人の性分というものですよね? というわけで早速、わたしの角質をお魚さんたちに食べてもらいました(笑)。 手を入れるとたくさんの魚に吸い付かれます!最初はくすぐったいですが、慣れてくると気持ちが良いです。

▼館内

▼あぶらぼうず

▼ミズダコ勝子さん

このほかにも、室蘭水族館のシンボルキャラ、あぶらぼうずをはじめ、ワールドカップの日本戦大予想を占ったミズダコの勝子さんなど、館内には近隣の魚たちがたくさんいるので、小さなお子様と一緒でも十分に楽しめる施設です。 わたしのお気に入りはクラゲたち。どうです?幻想的ではありませんか?

ドライブがてら室蘭へお越しの際は、旨い「味噌おでん」と「つぶ焼き」に舌鼓を打ちながら、ペンギンのパレードや珍しい魚たちと触れ合うのもいいのでは?

市立室蘭水族館
所在地:北海道室蘭市祝津町3丁目3番12号
電話:0143-27-1638
入館料:70歳以上 無料 / 大人 300円 / 子供(中学生まで)無料 / 障害者 無料 / 団体(30名以上) 無料 / 年間パスポート 1000円
開館時間 : 9:30~16:30
開館期間 : 4月25(金)~10月13日(月)