JR北海道の車内放送が狂った!?『手稲からは吊革や小樽に到着いたします』


【札幌市】JR北海道では1994年にキハ281系特急スーパー北斗が登場した頃から、自動アナウンスを導入、現在では札幌近郊の普通列車の自動放送も同じ声で放送されている。従来は女性の自動車内放送を行ってきたが、声が高く聞きづらいという乗客からの声にこたえ、2007年10月以降男性の声に変更した。それから5年以上経過。丁寧で冷静な声が聞きやすいという声もあり、利用者にとってはすっかりおなじみである。

そのJR北海道の車内放送がおかしくなった、という動画が2013年11月17日に投稿され、多くの人たちの笑いを誘っている。放送が突然終わるまでの2分38秒のものであるが、投稿者によれば約20分間も放送されたままだったといい、ノイローゼになりそうだったと書いている。以下が、投稿された、実際に発車待ちの車内に流れた自動アナウンスの内容の一部である。

「(以下男性の声)急ブレーキを使用することがありますので、お立ちの際は手すりなどにおつかまり下さい。みなさまおはようございます、今日もJR北海道をご利用下さいましてありがとうございます。間もなく出口は右側です。お降りの際は足元にお気をつけください。この列車には優先席がありますので、座席を必要とされるお客さまに席をお譲りください。特にお子様づれのお客様は手を離さずにお降りください。携帯電話は優先席付近では電源をお切りいただき、それ以外の場所ではマナーモードに設定の上通話はおやめください。左側です。次は発寒中央、へおいでのお客様は、ご乗車ありがとうございます。桑園へおいでのお客様と、なお隣の桑園で再度、千歳線、お降りのお客様は忘れ物のないようおしたく下さい。札幌に到着いたします。普通列車、終着、どちらさまも江別に到着いたします。ありがとうございました。お気を付け下さい。岩見沢に到着いたします。札幌まで普通列車です。いしかりライナーとなり、途中、琴似と手稲から学園都市線、稲積公園へおいでのお客様は、手稲からは吊革や小樽に到着いたします。野幌と江別から苗穂へおいでのお客様と森林公園へおいでのお客様は、高砂へおいでのお客様は、江別からは、滝川に到着いたします。江別までの各駅と、厚別へおいでのお客様は、手稲に到着いたします。ほしみに到着いたします。快速ニセコライナー、小樽の順にとまります。小樽からは朝里へおいでのお客様は、およそ2分で倶知安に到着いたします。小樽まで稲穂へおいでのお客様は、区間快速列車、席を離れる際は貴重品や手回り品に、千歳線直通、携帯電話をお持ちのお客様、新千歳空港へおいでのお客様は、石勝線の、苫小牧方面のご乗車下さい、新千歳空港へおいでのお客様と、千歳に到着いたします。苫小牧方面においでのお客様と、おいでのお客様は、新千歳空港へはまいりませんので、新千歳空港に到着いたします。室蘭線早来方面へ、おいでのお客様は、苫小牧に到着いたします。電源をお切りください。函館線直通、苫小牧方面へおいでのお客様と、苫小牧方面へおいでのお客様は、学園都市線直通、小樽方面へおいでのお客様は、臨時快速、この列車は回送列車です、ご乗車になれません。ただいまお客様のボタン操作でドアの開閉ができます。(以下女性の声)ボタンを押すとドアが開きます、お乗りになりましたら、しゃ……」(終わり)
参考:実際に投稿されたアナウンス(facebook)

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駅名や列車名がたくさん出てくるし、「手稲からは吊革や小樽に到着いたします」「どちらさまも江別に到着いたします」など意味不明の放送が繰り返されている。ちなみにその間、車掌から何らかの状況説明はなかった模様で、出発直前に機械の不具合があったとアナウンスがあったとのこと。行き先を確認しにホームに出る人もいたようだ。最近話題となっているレール異常大量放置とデータ改ざんに関連したJR北海道の重大な不祥事と直接関係ないトラブルだが、投稿者同様、車内で待っていた乗客の中には耳を塞ぎたく感じた人もいたことだろう。(※写真はイメージ。本文とは関係ありません)