【函館市】 函館市の見晴公園内にある『香雪園』(函館市見晴町)は、北海道の庭園では唯一の国指定文化財。紅葉の人気スポットです。「100年に1度の猛暑」と言われた昨年(2012年)の夏に続き、今年(2013年)も夏から秋にかけて気温が高い状態が続いたため、紅葉の色付きは遅れているようです。
▼2013年10月23日現在の紅葉の様子。色付きは遅れ気味。
10/19から「はこだてMOMI-G もみじ フェスタ」の一環で紅葉ライトアップが始まりました。夜間の紅葉を楽しみに訪れる観光客の団体の姿もありますが、「まだ早かったみたいね」との声も。10/23に訪れた段階では、青々とした葉の割合が多い状態です。それでも、ライトアップされた木々は、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
同園管理棟によると、今年の見ごろは「昨年同様、11/3前後ではないか」とのこと。葉の色付きだけでなく、地面に落ちた葉も合わせ、全体のバランスが美しくなるころが見ごろだそうです。また、雪の降る直前の葉の色の冴えも美しいそうですが、「今年は早くに葉が落ちてしまう可能性が高い」とのこと。葉の形成期である春に低温で雨が少なかったことが、葉の成長に影響を与え、早くに落ちてしまう状態を招くそうです。
▼昨年2012年10月31日昼間の紅葉
▼昨年2012年11月3日夜間の紅葉
▼昨年、園内の緑のセンターで。ろうそくに照らされた切り絵の紅葉が、心と体を温めた。
毎年何気なく眺めている紅葉も、当然、生き物。年間を通した気象条件にも影響を受けながら、限られた期間、鮮やかな赤や黄色で精いっぱい見る人の目を楽しませてくれるのですね。
「はこだてMOMI-G もみじ フェスタ」は11/10(日)まで。
ライトアップの時間は、16:00~21:00。フェスタ期間内は、ミニライブや物作り、茶道や琴の体験会などが企画されています。(
はこだてMOMI-G もみじ フェスタ チラシ)