北海道にもヘビはいる! アオダイショウは格別の美しさで定評

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2013年の干支はヘビですね。北海道にはヘビはいるのでしょうか。答えは「いる」が正解です。本州では8種類のヘビが生息していますが、北海道にはシマヘビ、アオダイショウ、ジムグリ、シロマダラ、ニホンマムシの5種類のヘビが生息しており、うち1種類ニホンマムシは道内唯一の毒蛇とされています。都心部ではそれほどではありませんが、田舎に行くと見かける機会も多く、道端で死んでいたりもします。

先述した5種類のヘビの中で、北海道で普通に見られるものとしては、シマヘビ、アオダイショウが挙げられます。ジムグリやシロマダラは地面の中で生活したり夜行性であるため見る機会は少なく、シロマダラに至っては札幌近郊や奥尻島でしか確認されておらず、といいますか、あまり確認例がなく、個体数も少ないようです。

よく噛むヘビとしては、気の荒いシマヘビが有名で、逆にジムグリはおとなしい性格であまり噛むことはないとされています。シマヘビについては、「カラスヘビ(黒化型)」と呼ばれる黒色の体をしたシマヘビもおり、特に寒冷地である北海道で多く観察されます。そして、北海道のものは80cm程度と小さい個体が多いのが特徴です。逆にニホンマムシは本州と比べ大型化しているようです。

班のない無班型「アカジムグリ」はとりわけ北海道で多く見られ、世界的に見て貴重とされています。ヘビの中でも比較的大きいサイズになるアオダイショウについては、一般的には深緑色の個体ですが、北海道産はエゾブルー・エゾグリーンなどと呼ばれるほど、青みが強い個体が多く特に美しいと、爬虫類愛好家の間で人気があります。

北海道に生息する5種類のヘビ
シマヘビ
ナミヘビ科ナメラ属
全長80cm、黒色または淡黄色で4本の縦縞
道内は全域に生息
アオダイショウ
ナミヘビ科ナメラ属
全長100~200cm、青味がある
道内は全域、奥尻島、国後島に生息
ジムグリ
ナミヘビ科ナメラ属
全長70~100cm、茶褐色、黒斑点
道内は全域に生息
シロマダラ
ナミヘビ科マダラヘビ属
全長35~70cm、黒い横縞
道内は札幌市・函館市・奥尻島に生息
ニホンマムシ
クサリヘビ科マムシ属
全長45~80cm、淡褐色で横縞あり
道内は全域に生息

道内では本州とは異なる個体が多いことが分かります。大型化していたり、逆に小型化していたり、色の美しさの点で異なったりします。道内でヘビを見かけたときは、上記のどのヘビなのかチェックしてみてはいかが?