成人を迎えた若者を招待し、激励するイベント、成人式。成人の日は月曜日ですが、最近は日曜日に開催しているところも。どのくらいの自治体が日曜日に開催しているのでしょうか。
成人式は、長らく1月15日が成人の日となっていたことから、その日に行われるのが通例でした。しかし、祝日法改正によって、2000年以降1月第2月曜日になっています。それに合わせて、成人式の日も移動しました。
では、道内の179市町村はみな成人の日前後に行っているのでしょうか。そこで、成人の日に開催する自治体、前日に開催する自治体、その他の日に開催する自治体をまとめました。
由仁町、木古内町、八雲町、厚沢部町、音威子府村、中川町、占冠村、初山別村、猿払村、浜頓別町、利尻町、利尻富士町、幌延町、滝上町、興部町、清里町、西興部村、新得町、広尾町、陸別町、厚岸町、別海町、中標津町、標津町、羅臼町
月形町、秩父別町、神恵内村、下川町
一覧に含まれないすべての市町村
札幌市(各区)、旭川市、函館市、石狩市、訓子府町、雄武町
松前町、福島町、鹿部町、奥尻町、今金町、せたな町、乙部町、上ノ国町、黒松内町、蘭越町
(2014年現在、北海道教育庁生涯学習推進局生涯学習課「平成26年「成人の日」に関する調査結果について」)
このように、成人の日の前日に開催する自治体は道内の7割を占めています。たとえば帯広市のように、これまでは成人の日開催でしたが、出席できない人が多いということで日曜日に変更した事例もあります。成人の日に開催しているのは、道内三大都市の札幌・旭川・函館をはじめ6市町のみです。そのほとんどが、翌日が休みのほうが参加しやすいと判断しているようです。
中には正月に行うところもありますが、理由としては正月にせっかく帰省するのだから合わせてやってしまおうというもの。これらは自治体により異なります。過去には正月に複数回開催する自治体が1つありました(むかわ町)。
お盆で帰省する時期(8月中旬)に開催される自治体も少数ながらあり、そのすべてが蘭越町以南の道南に集中しています。この8月開催の自治体は何年も変動がなく、道南出身者の中には、成人式は8月に開催するのが当たり前と思っていて、地元を離れてから1月開催が普通だと気付くケースもあるようです。
▼道南では8月開催の自治体もある
場所によって異なる成人式の日。ご自分のマチの成人式はいつでしたか?