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北海道唯一の国宝「中空土偶」があんぱんに!大沼のホテルに新登場

  
北海道唯一の国宝「中空土偶」があんぱんに!大沼のホテルに新登場
2007年に北海道初の国宝に指定された「中空土偶(カックウ)」

渡島管内七飯町にある函館大沼プリンスホテル(亀田郡七飯町西大沼温泉)は、北海道唯一の国宝である「中空土偶」をモチーフにしたオリジナルパン「土偶あんぱん」を2020年10月12日より販売開始しました。癒やし系の顔が癖になるあんぱんです。

2007年に国宝に指定された「中空土偶」

モチーフにしたのは、1975年(昭和50年)に旧南茅部町(合併し現在は函館市尾札部町)著保内野(ちょぼないの)遺跡で農作業中の町民により発見された「中空土偶」。

その後の調査で、約3500年前の縄文後期に作られたと推定されました。高さは約41.5センチで、中空土偶では国内最大。土偶の内部は空洞であることがわかり、頭から足先まで全身が薄作りで精巧に作られているほか、文様の構成も優れています。

この中空土偶は、歴史的価値の高いものとして1979年に国の重要文化財に指定され、2007年に北海道で初となる国宝に指定されました。出土した南茅部の「茅」にちなんで「茅空(かカックウ)」との愛称がつけられており、函館市縄文文化交流センター(道の駅縄文ロマンみなみかやべ)に常設展示されています。

北海道と東北北部は連携し、「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、ユネスコ世界文化遺産への登録を目指しています。函館スイーツ推進協議会はこれに足並みをそろえて縄文文化をテーマとしたコラボプロジェクトを今年始動。北海道唯一の国宝「中空土偶」(愛称:カックウ)をモチーフにしたクッキーや饅頭、上生菓子などが開発されてきました。

函館大沼プリンスホテルのパン職人が作る「土偶あんぱん」

北海道唯一の国宝「中空土偶」があんぱんに!大沼のホテルに新登場
癒やし系の顔がたまらない

函館大沼プリンスホテル内のプリンスパン工房で販売するのは「土偶あんぱん」。ホテルベーカリーのパン職人が試行錯誤を重ねて完成させたというオリジナルパンです。七飯町の隣の函館市と連携し、函館市所蔵の国宝「中空土偶」をモチーフにしたあんぱんです。

見た目は、「中空土偶(カックウ)」の顔そのもの。最大の特徴ともいえる口の部分は、渋皮のついた栗で表現したのだそう。その渋皮が口の輪郭を浮き出させています。あごのあたりのひげのような文様もいい感じ。

パンそのものは材料にこだわっており、北海道産小麦の全粒粉入りのパン生地を採用。もちもちした食感を出しています。また、小倉餡にクルミと渋皮栗を包み込んで、食感にアクセントと香ばしさを加えています。

販売開始は2020年10月12日(月)。函館大沼プリンスホテルの1F、プリンスパン工房で、10時~17時の営業。1個230円(税込)で販売しています。

函館大沼プリンスホテルは、「今後もこの地ならではの魅力ある観光素材を発信し地域活性につなげてまいります」としています。

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