北海道トピックス

日本最大級のフランス料理イベントが10年目!農園と融合するレストランも

  

美食への探究心やその美しさから世界中で愛されているフランス料理をもっと気軽に楽しんでもらおうと、「ダイナースクラブ フランス レストラインウィーク2020」が全国規模で開催され、北海道からも数多くのレストランが参加します。10年目の節目を迎えた同イベントと北海道の参加店を紹介します。

10年目の節目となるイベントに道内25店舗が参加

「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、フランスの美食術がユネスコ世界遺産に登録された2010年からフランスで開催されているグルメイベント「Tous au Restaurant(皆でレストランへ)」の日本版。フランス料理の継承と発展のためにフランスの星付きシェフらが結成した「コレージュ・キュリネール・ド・フランス」(代表:アラン・デュカス)が、日本のフランス料理シェフらに呼びかけて2011年に初開催。日本最大級のフランス料理イベントとして2020年で10年目を迎えます。

昨年は全国700店舗以上のフレンチレストランが参加し、17日間で6万人以上が楽みました。今年は2020年9月25日(金)~10月14日(水)で過去最長となる20日間開催となります。この期間中、全国の参加店舗がお得な価格でコース料理を提供するため、この機会に新たな発見と美味しい出会いを楽しむことができます。

各店舗は「トレ・ボン!日本のテロワール」をテーマに、各地自慢の和食材をふんだんに取り入れたフランス料理が提供されます。北海道エリアでは、札幌市、旭川市、函館市、釧路市、小樽市、後志管内真狩村、上川管内美瑛町の計25件(執筆時点)のレストランが参加する予定です。

農園レストランで北海道の山わさびを使ったフレンチコースを

▼AGRISCAPEの吉田夏織シェフ(42)
日本最大級のフランス料理イベントが10年目!農園と融合するレストランも

今回、次世代を担うシェフとして、北海道エリアのフォーカスシェフに選抜されているのは、AGRISCAPE(アグリスケープ=札幌市西区小別沢177)の吉田夏織シェフ。

北海道出身の吉田シェフは、アメリカ・カリフォルニア州への留学をきっかけに料理の世界へ入りました。帰国後「イルギオットーネ丸の内」(東京・丸の内)で経験を積むと、笹島保弘シェフに紹介された「ル・ミュゼ」(北海道・札幌)へ。札幌市中央区円山のフレンチレストラン「SIO」で勤務後、その姉妹店として農園レストラン「AGRISCAPE(アグリスケープ)」を2019年4月にオープンしました。

▼札幌の山の中に建つAGRISCAPE
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食材を追求し、理想の食材を自分たちの手で作るため、2015年に農業法人を設立し、鮮度の高い料理を提供しています。1.5ヘクタールの農園では、西洋野菜、にんにく、たまねぎ「札幌黄」など約100種類を栽培するほか、フランス原産の黒毛鶏「プレノワール」や「名古屋コーチン」を平飼い飼育しているので鶏肉や卵の生産も行っています。

農園レストランであるゆえ、生ゴミが出ないのが特徴。料理で使わなかった野菜は鶏や豚の餌や堆肥場へ。それを発酵させて畑に戻し、それは野菜となってレストランに戻る持続可能な農園レストランスタイルを確立しています。

▼AGRISCAPEの提供料理の例(コロッケ燻製、はちみつアイス、プレノワール、小松菜)
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フランスレストランウィーク2020(FRW2020)では、地元産の和食材として、自家産の山わさびにフォーカス。山菜、天然きのこ、昆布なども和の要素として取り入れる予定です。

今回は、新型コロナウイルスの影響で、レストランも日々試行錯誤しながら対策に取り組んでいます。なお、本イベントは、新型コロナウイルス感染症感染拡大などやむを得ない理由により変更や中止となる可能性があります。

(写真:オフィシャル提供)

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