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豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

豊富町に「朝のパン屋さん」と呼ばれているパン店があるという話を聞きました。なんでも朝のうちに売り切れてしまうからそう呼ばれるようなったのだとか。

よほどおいしいパンなのだろうな、と興味津々の北海道ファンマガジン。さっそく取材に行ってきました。取材よりも本当は食べたかったから、というのは編集長に内緒です。

細かいリクエストにも応えてくれる

豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

お店の名前は「ベーカリー夢工房」。派手な看板などなく、シックで落ち着いた外観は、まるでオシャレなヘアサロンのような雰囲気です。ドアを開けて店内に入るとパンの焼ける匂いがプーンとして、続々とパンが焼き上がっていました。

「お店ができたのは11年前ですが、どんどんパンの種類が増えていっています」と語ってくれたのは、店長の舟根直樹さんです。

▼店長の舟根直樹さん(左)
豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

▼店内には常時80~100種類ぐらいのパンが並んでいる
豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

お話を伺っているうちに、駐車場に車が何台か入ってきました。開店までまだ30分近くあります。「開店を待たれるお客さまもけっこういらっしゃいます。すぐに売り切れちゃうパンもあるので」(舟根さん)

▼オープンと共に売り切れることも多いコーヒーブレッド320円
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▼人気の食パン「プルマンブレッド」は1斤220円(写真は3斤分で660円)
豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

「お客さんからの注文に応じることも多いんですよ」と舟根さんはおっしゃいます。聞けば、市販しているパンと同じようなパンを作ってほしいとか、こういうパンは作れないの、というリクエストにも応えるようにしているのだそうです。

「以前、小麦粉と卵と油脂のアレルギーを持つ子供のお母さんからケーキを食べたことがないので食べさせてあげたい、という話がありました。米粉、きび、芋、豆乳などでケーキを作ったところすごく喜ばれました」と嬉しそうに語ってくれました。アレルギー克服のため、卵の量を5%、10%、15%……と増やしていくような注文にも応えているのだとか。

人気のパンをご紹介

ここで夢工房の人気商品を紹介しておきましょう。先に紹介したプルマンブレッドやコーヒーブレッドはもちろんのこと、以下のようなパンが人気といいます。

豆乳クリーム(150円)

豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

豆乳で作られているのでくどくないクリームがうれしいパンです。優しい味わいです。

メープルくるみロール(160円)

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メープルの自然な甘さとくるみの食感が楽しいひと品。意外と食べ応えもあります。

ベーコンスティック(160円)

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ベーコンとチーズは鉄板の組み合わせ。がっつり食べたいときにおすすめです。

フガストマト(240円)

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セミハードの生地は、噛むたびにおいしさが広がります。ドライトマトのアクセントもいい感じ。

店頭には、常時80~100種類のパンが並びます。そのうち50~60種類は定番商品で、残りは曜日ごとに替わったり、季節限定のパンだったり、その日によってさまざまです。

いろいろ食べたいお客さんの要望に応え、できるだけ多くの種類を並べるようにしていると舟根さん。さらに、毎日食べるものだから、ひとつひとつの価格も安く抑えるようにしている、と教えてくれました。

就労支援のひとつのステップ

実はこのお店、障害者福祉サービスを行う社会福祉法人サロベツマイハートが運営しています。地域事業の一環として、精神障害や知的障害のある人が一般就労を目指すためのステップとしての役割も担っているのです。

「一緒に働いて感じるのは、その純粋さと一生懸命さですね。仕事でミスして泣いていても翌日はケロッとしていたり、とにかく切り換えが早いんです。仕事に対するひたむきさも含め、見習いたい点も多いですね」(舟根さん)

▼時に優しく時に厳しくパンの作り方を指導
豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

また、販売ブースの反対側には喫茶スペースが設けられています。買ったパンを食べられるようにと、4年前に作られました。コーヒーが100円で飲めるのもうれしいポイントです。

▼清潔感のある空間で、長居する人も多い広い
豊富町の人気店「ベーカリー夢工房」のパンが朝に売り切れる理由とは

人気のパン屋さんがあると聞いて訪れましたが、さまざまな立場の人からの幅広い要望に応え、さらには就労支援もしているお店だという意外な事実に行き当たりました。

夢工房という名の通り、アレルギーの子供にケーキのおいしさを提供したり、障害者の自立のステップとなったり、多くの人の夢を叶えてきた実績。目移りするほどたくさんあるパンのおいしさの理由は、もしかするとそうした優しさから生まれているのかもしれません。

ベーカリー夢工房
所在地:北海道天塩郡豊富町字豊富大通4丁目
電話:0162-82-2968
営業時間:10時30分~17時30分(パンがなくなったら閉めることもあり)
定休日:日、祝、月曜日、盆及び年末年始
ウェブサイト

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。