北海道を旅する

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

みなさんこんにちは。オホーツク観光大使のラウフェンくかです。 私の故郷の知床・斜里町ウトロでは、今年(2017年)の1月30日から新しい冬のイベントがはじまりました。 その名も「知床流氷フェス2017」!

惜しまれつつ昨年で30年の歴史に幕を閉じた知床ファンタジア「オーロラファンタジー」の後継イベントなのですが、どんな内容なのかとっても気になっていたので、先日知床まで行って体験してきました。

今回は冬の知床の夜を満喫するまったく新しい体験型イベントということで、期待が高まります! 流氷フェスの会場は二種類ありますが、まずはグリーンステージからご紹介します。

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

グリーンステージ

会場は国設知床野営場。 夏の間はキャンプ場として使用されています。

こちらは入場料が500円で、ホットワインかホットコーヒー、そして最近人気急上昇中の知床のキャラクター「トコさん」のバッジがもらえます。 冬の野外イベントですので、温かい飲み物はとてもありがたいですね!

▼トコさんバッジ
知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

冬の森の中で焚き火にあたり、体も心も温まる

会場のいたる所に設置してある焚き火。 知床野営場は森に囲まれた場所なので、冬にその中で焚き火にあたるというのがとても新鮮でした。

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

鮭トバ・チーズ・マシュマロのプレートを、付属の竹串で焚き火に炙って食べたり、コーヒーを自分で挽いてその場で飲むこともできます。 1人で雰囲気を楽しむのもいいですし、焚き火を囲んで周りの人と一緒に会話を楽しむのもいいですね!

▼自分で挽いて飲むコーヒー
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アイスドームとアイスバー「Bar the ICE」で別世界への旅

会場の中でもひときわ目立つアイスタワーとアイスドームは、造形作家のタケナカヒロヒコさんが、地元の漁師さん等の協力を得て作り上げたものです。

▼アイスドームとアイスタワーの日中と夜の様子
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▼造形作家タケナカヒロヒコさんと
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▼アイスタワーの先端部分
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外から見ても素敵ですが、中に入るとそこにはまた別世界が! 氷の森のような、氷のお城のような……幻想的な雰囲気でした。 1つ1つの氷がまるで生きているような感じで、その造形を見ているだけでつい時間を忘れてしまいそうになります。

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

制作中はウトロの気温がそれほど下がらなかったため、それで逆に個性的な氷の色や形になったとタケナカさんはおっしゃっていました。 漁師さんによると、氷の色が流氷の薄い青い色に近いとのことだったので、それもまた驚きですよね。

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

奥に進むと営業しているのが「Bar the ICE」。 カウンターのテーブルを支えているのは、なんと野営場に生えている木で、この木を囲むようにバーを作られたそうです。 素敵な雰囲気の中飲むお酒は格別の味!

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

▼カウンターのテーブルの下に生えている木
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▼天井が森と繋がっている部分も
知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

取材した日は風が結構強かったのですが、ドームの中に入っているとそれを全く感じませんでした。 風の動きを読んで建てる場所も決めたそうです。

飾ってある木の看板に「ここでしか見れない形 ここでしか味わえない味 今日、今年しか感じれない事……」という素敵な言葉が書いてありましたが、まさにその通りだと思いました。

今話題のグランピングのデモ展示

グランピングとは簡単に説明すると、手ぶらで気軽に行ける豪華なキャンプという感じで、ここ数年日本でも注目されています。 今回流氷フェスでは、グランピング発祥の地と言われるイギリスでも実際に使われているテントがデモ展示されています。

▼合同会社エアロスミス山田敏也さんと
知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

照明でおしゃれに光る大きなテントですが、中に入ってみるとそこはまるで部屋のようでした! 下に断熱材を敷いているので思ったよりも暖かくて、暖房も入っていたので外が真冬だということも忘れてしまう程です。これだけ豪華だと、「住んでみたい!」と思ってしまいますね(笑)。

日本初公開! 6人用の空中テント

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どんなものだろうと思ったら本当に空中に張ってありました。 そしてものすごい大きさ!

▼3人用空中テント
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3人用の空中テントもあったので中に入ってみましたが、テント自体が宙に浮いているので、少しゆらゆらとした感覚がとても気持ちよかったです。 不思議と風も感じなく、ハンモックとテントのいいところを両方合わせたようなイメージでした。

自立式のハンモック「TOYMOCK」

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普通のハンモックと違って地面に置くタイプですが、乗り心地は一緒で快適でした。 これで知床の星空を見たら最高ですね!

この日はあいにくの天気でしたが、曇っていて星が見えなくても乗ってみることをオススメします。 知床の夜空を感じましょう! 家用にも一台欲しいかもと思いました(笑)。

ネイチャーガイドさんのトークショー

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椅子に座って横になり、テントに映し出される写真を見上げながら、知床のネイチャーガイドさんによるお話を聞くという特別なスタイル!  知床の自然を知り尽くしたプロによる貴重なお話が沢山聞けますし、質問しても優しく教えてくれます。

鮭のちゃんちゃん焼きが入った「知床チェプ饅」

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

以前インタビューさせていただいた「チェプ饅」の販売もおこなわれています。 鮭の漁獲量日本一の、斜里町ならではのもの。外は寒いので、温かいチェプ饅はとてもおいしいです!

山わさびが入った「大人のチェプ饅」も新しくメニューに加わっていてこちらもオススメです。 ピリッとした香りで食欲アップ!

以上、グリーンステージだけでも内容盛りだくさんですね。 続いてはブルーステージをご紹介。

ブルーステージ

場所はオロンコ岩の奥にある特設会場で、こちらは入場料無料。 癒やしの音楽が流れる中、ウトロを象徴する岩でもあるオロンコ岩と三角岩のライトアップを見ることができます。

▼オロンコ岩と三角岩のライトアップ
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照明の色が時間ごとに変わるので、それでまた印象も変わって見えます。 三角岩のそばにある知床旅情の歌碑も、照明で照らされて迫力を増していました。

▼世界初?の海中からの流氷ライトアップ
知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

流氷が到来している時には、世界初?の流氷を海中からライトアップした様子を間近で見ることができます。これは必見! (※グリーンステージの夕陽台からも眺めることができますが、こちらは遠くの高台から全体を見るような形になります)

▼流氷囲い
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男山酒造で醸造された純米酒のタンクを流氷で囲い熟成させるお酒、「流氷囲い」の展示も行われています。 こちらもウトロならではのものですが、流氷でタンクが覆われている様子はとても迫力があり見ごたえがあります!

いかがでしたか?  両方のステージともに魅力たっぷりですので、ぜひ冬の知床の夜を満喫してみてください。 冬の野外イベントになりますので、暖かい格好で行きましょう!

【取材協力】
知床斜里町観光協会
合同会社エアロスミス
造形作家・タケナカヒロヒコさん

【写真・動画撮影】
克(laufen)
※一部、知床斜里町観光協会提供

知床流氷フェス2017
【期間】2017年1月30日(月)~2月28日(火)毎夜18:30~22:00
※野外イベントのため悪天候等の理由により予告なしに中止になる場合があります。

【場所】
グリーンステージ:国設知床野営場内(入場料¥500)
ブルーステージ:オロンコ岩トンネル奥(入場無料)
※グリーンステージとブルーステージとの間には、15分おきに無料バスが運行しています。

【主催】 知床流氷フェス実行委員会(知床斜里町観光協会)TEL:0152-22-2125
公式Facebookページ

取材後記

知床の夜を満喫する新しいイベント「知床流氷フェス」をリポート!

昨年まで30年続いた私の故郷知床の冬のイベント、知床ファンタジア「オーロラファンタジー」は、子供の頃からよく見に行っていて、大人になってからもテーマソングを作って歌わせていただいたりしたので思い入れも強く、それが終わって新しく始まるイベントは一体どんなものになるのだろうかと、実際に今回流氷フェスに行ってみるまでは期待と不安が入り混じっていました。

私が流氷フェスを体験して一番感じたのは、おだやかな時間が流れる冬の知床の森の中で、じわじわと心に響いてくる「何か」。 それは人それぞれで変わってくるものだと思いますが、とにかく心がとても癒やされました!

今年は初開催ということで、きっとこれからいろいろと内容が変化していくと思いますが、それもまた楽しみですし、何よりもこの素晴らしいイベントをぜひ沢山の方に体感していただきたいです。

ちなみに会場内では、ラウフェンが流氷フェスをイメージして制作した「Snowing」という曲もBGMとして流れていますので、そちらも実際に会場で聴いてみてください。

そして夜の時間帯以外にも冬の知床は魅力がたっぷりですので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

Cukaがボーカル担当の音楽プロジェクトlaufen
laufenオフィシャルウェブサイト
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筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。