今回インタビューするのは、旭川市出身のシンガーソングライター浅井未歩さん。2010年6月に旭川美少女図鑑のオーディションでグランプリを獲得し本格的に活動を始めた遅咲きのアーティストは、2015年10月に2ndミニアルバムをリリース、2016年4月には札幌「KRAPS HALL」にて初のワンマンライブを開催します。彼女に歌手活動を始めたいきさつや曲に込めた思いなどを聞きました。
オーディションでグランプリを受賞し変わった人生
―― 今日はよろしくお願いします! 浅井さんはアーティスト活動をどのような経緯で始められたのですか?
18~19歳の頃に歌手になりたくていろんなオーディションを受けていたんですが、うまくいかずあきらめ、一時期、旭川のイベント会社で舞台の裏方や事務員をしていました。事務員になった後、旭川美少女図鑑主催の「旭川歌姫発掘プロジェクトガールズボーカルオーディション」の話があって、母に「今しかないよ」と背中を押され、オーディションを受けたらグランプリを受賞しました。25歳の時でした。
―― 小さい頃から歌は好きだったんですね。
もともと小さい頃から歌を歌いたいという思いはありました。私の母がドリカムのファンクラブに入ってライブに行ったりしていて、表に出るのはいいなと思っていました。私は華原朋美の世代で、なぜあんなにビブラートがきれいなんだろうと思ってお風呂でひたすらビブラートの練習をしていましたね。あと、祖父母は歌がうまく、音楽が好きでいろいろ聴いていたのが関係していたんでしょうね。
―― オーディションに合格してからはどんな活動をしてきましたか?
オーディションに合格したのが25歳の時なので、本格的に歌をやろうと思ったのが人より遅いんです。ボイストレーニングを始めたのも25歳でした。でもオーディションでグランプリを獲ったことで、CMのタイアップ、イベントでのライブに出させてもらったり、1枚目のミニアルバムも出させてもらいました。
―― 2011年にリリースされた1stミニアルバム『あの日会えたこと』にはどのような曲を収録しているんですか?
5曲入り、オリジナルのJ-POPで、自分で作詞しました。デビュー曲が『ココロノトビラ』(2010年12月)なんですが、バラードで壮大な感じの曲です。夢に向かって頑張っていくぞという内容の歌になっています。
札幌に拠点を移して再出発
―― 旭川でしばらく活動していましたが、今は札幌に拠点を移して活動されていますね。
人口の多いところに行ったほうがもっと出会いもあるだろうと思い、2年前に札幌に引っ越して、ススキノで歌ったり、自分で営業して、イベントでライブ出演しています。旭川のカフェとか札幌のライブハウスで歌ったり、地域のイベントで歌ったりもしています。遠くでは枝幸町とか神恵内村でのライブに呼ばれて行ってきたこともあります。
―― 最近では、2015年10月には2ndミニアルバム『Grace of my life』をリリースしました。こちらはどのような内容になっていますか?
4曲入りのアルバムで、そのうち3曲はダンスミュージックです。1曲目は70年代のディスコとか、懐かしい感じを出したくて。ほかには、80年代の泰葉さんのようなイメージの曲を歌いたくて、歌謡曲っぽいメロディーの曲もあります。そして『HANABI』というバラード曲は、祖父が亡くなったとき祖母が元気をなくしていたので、祖父の気持ちを代弁して元気になってもらいたいと思って作った歌です。
▼2ndミニアルバム『Grace of my life』収録曲『HANABI』リリックムービー
―― どんな人に聴いてほしいですか?
聴いてくださる年齢層は30代以上の方ですね。1曲目の70年代を意識した曲は「懐かしいね」と言われるので、私より上の世代の方に評判がいいようです。でもどの曲も、誰が聴いても聴きやすい曲だと思います。
元気の素になりたい
―― アーティスト活動を通じて伝えたい思いについてお聞かせください。
皆さんそれぞれ仕事や家事や、生きるために頑張るべきことがある中で、私にとってそれは歌うことです。ステージに立つ機会が人より多いので目立つけど、毎日を頑張って生きていることは、みんな一緒。事務所に所属せず、一人で活動している中で、見てくれた人が「あの人すごい頑張ってるんだ、私も頑張ろう」と思ってもらうきっかけになってくれたらと思って活動していますね。例えば、近くにいる友達が何かに向かって頑張っていたら「私も頑張ろう」って思うことってあるじゃないですか。そんな感じで、私のことを友達のように身近に感じてもらいたい。これからも元気の素になるような曲をたくさん作っていきたいです。
―― 今後の活動をしていく上で目標としていることは何でしょうか?
応援してくれる人を自分で開拓して、もっと知ってもらえるアーティストになりたいですね。3年後には全国でワンマンライブツアーできるアーティストになるのが目標なので、達成させたいですね。あと、びっくりネタを自分から発信して行きたいです。「またこんなことやるの?」と言われるような。(笑) テレビに出ましたとか、ラジオでレギュラー番組を持ちましたとか、歌以外のことにもどんどんチャレンジしていきたいなと思っています。
―― 浅井さんがレポーターを務める旭川紹介番組「マイタウンあさひかわ」(HBCテレビ、毎月第4日曜日 朝6時半~、 WEB )がこの1月から始まりましたので、こちらもよろしくお願いいたします。最後に読者の皆様にメッセージをお願いいたします!
がむしゃらに頑張ってるので、みなさんも一緒に頑張っていきましょう! 2016年4月24日には初めてとなるワンマンライブも開催します。札幌「KRAPS HALL」で、オリジナルの新曲を初披露する予定です。力を出し切るのでぜひ来てください!!!!!!!!!!(感嘆符10個は本人希望による)
―― 是非ワンマンライブに足を運んでみてください。旭川冬まつり、さっぽろ雪まつりでもステージがありますので、気になった方はまずイベントで聴いてから、ワンマンライブに行ってみることをお勧めします。浅井未歩さん、今日はありがとうございました!
▼ライブ情報
旭川冬まつりメインステージ
日時:2016年2月6日(土)17:30~、7日(日)13:00~
さっぽろ雪まつり7丁目HBCマカオ広場
日時:2016年2月11日(木・祝) 13:00~
▼浅井未歩ワンマンライブ2016春
日時:2016年4月24日(日) OPEN16:30/START17:00
場所:KRAPS HALL(札幌市中央区南4西6 タイムズステーション1F)
チケット:前売2,500円/当日3,000円(別途ワンドリンク500円)
ローソンチケット Lコード 15573
バンド名:CEPS(Gt.柏木厚範/Key.Shin/Ba.朝倉尚和/Ds.大山賢司)